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家計の予算が大切な理由|「ここまでは使っていい」を決めてから楽しむ考え方

「楽しみ」と書いた封筒とコーヒーのイメージ(家計の予算で「ここまでは使っていい」を決める)
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お金を大切にしたいのに、ずっと考えてしまう

最近、自分でも少し驚いたことがあります。

お金のことを考えている時間が、思っていたよりずっと長いのです。

使いすぎてしまう傾向があるのは、自分で分かっています。だから買う前に「これは自分にとって価値があるか」と考える習慣は、これからも続けたいと思っています。

ただ、それとは別に思うこともあります。

お金のことに囚われたまま一日が過ぎていくのは、やっぱりもったいない。

家計を立て直したいのは、お金のことを考え続けるためではないはずです。

同じように感じる人がいるかは分かりません。でも僕はここで一度立ち止まって、考え方を変えてみることにしました。

予算で「ここまでは使っていい」を決める

考えているうちに、ひとつ気づいたことがあります。

迷いが続くのは、「いくらまでなら使っていいのか」を自分が決めていないからかもしれない、ということです。

目安がなければ、毎回ゼロから考えることになります。コーヒー一杯でも本一冊でも、そのたびに「これは贅沢だろうか」と判断しないといけません。

逆に「ここまでは使っていい」と決まっていれば、その範囲の中では考えなくて済みます。

決めるのは買う前です。買うときに考えるのではなく、先に目安を持っておく。

そうすれば、納得して選んだ楽しみを、ちゃんと味わえるんじゃないか。いまはそう考えています。

少し前の夕方、テラス席でコーヒーを飲みました。秋の空気の中で飲むコーヒーは、やっぱりいいものでした。

こういう時間のために予算を使えるなら、家計管理の意味も少し変わってきそうです。

楽しみの予算を作る3ステップ

いま考え始めているのは、休日のランチやコーヒー、本、服といった「楽しみ」をひとつにまとめた枠です。

作り方は、この順番で考えています。

①手取りと、必ず出ていくお金を確認する

入ってくるお金は、額面ではなく手取りで見ます。

出ていくお金は、住居費、光熱費、通信費、食費、保険、返済。毎月必ず出ていくものです。

ここを飛ばして楽しみの枠を決めると、あとで足りなくなります。

1円まで合わせる必要はないと思っています。大事なのは正確さより、全体の形が見えることです。

②あとから来る支払いに備える

毎月ではないけれど、確実に来る支払いがあります。

税金、年払いの保険や会費、車検や車の維持費。

これを月ごとに取り分けておかないと、来た月に楽しみの枠が吹き飛びます。

楽しみの予算が続かない原因は、使いすぎよりこっちかもしれません。

③残せる範囲で、楽しみの枠を決める

①と②を引いて、残せる範囲で枠を決めます。

ここでひとつ、気をつけたいことがあります。

楽しみの予算は、新しく増やす枠ではありません。

たとえば、すでに「外食費」と「小遣い」の枠があるとします。そこに「楽しみ費」をもう一つ作ってしまうと、枠が3つになって、使う額そのものが増えます。予算を決めたのに支出が増える、という変な話になってしまいます。

やりたいのは、増やすことではなく、まとめ直すことです。

バラバラに置いてあった外食費や小遣いを、ひとつの「楽しみ」の枠に寄せる。合計は変えないまま、使い道の自由度だけを上げる。そんなイメージで考えています。

金額も割合も、人によって違います。手取りが違い、家族構成が違い、返済があるかどうかも違う。だから「手取りの何パーセント」のような共通の目安は、僕は置かないことにしました。

そして、引いてみたら残らなかった場合。

ここで無理に枠を作ると、足りない分をカードや借入で埋めることになりかねません。だから先に、支出と支払い予定の整理です。

順番としては、固定費が先だと思っています。毎月自動で出ていくお金は、一度手をつければ効果が続きます。

固定費・サブスクを見直した記録

家計のどこから見ればいいか分からない場合は、全体像から。

【完全ガイド】40代の家計管理|借金返済から固定費見直し・資産形成までの実践記録

枠が作れなかったとしても、「いまは作れない」と分かることには意味があると思っています。分からないまま使い続けるより、見通しは立つはずです。

家計に合う範囲なら、楽しみ方は自由

枠を決めておくと、中身は入れ替えられます。

外食ではなく家ではなく家での食事も、その分を本や別の楽しみに回せる。何に使うかは、同じ枠の中なら自由です。

ポイントについては、自分がやりそうな勘違いを3つ決めて避けています。

  • いま持っていて、実際に使える分だけを数える。
  • ポイントを貯めるために買い物を増やさない
  • 現金とポイントと、交換した電子マネーを二重に数えない

ポイントはつい「あるつもり」で計算してしまいます。手元にある分だけを、楽しみの枠とは別のボーナスとして置いておく。それくらいがちょうどいい気がしています。

それから、安さだけで選ばないようにもしています。

「安いから買う」ではなく必要だから、「満足できるから買う」を意識しています。

見るタイミングを決めて、試しながら直す

決めた枠を、どのくらいの頻度で見るか。

ここも先に決めたほうがいいと思っています。見なければ分からないし、見すぎれば結局お金のことを考え続けることになります。

見るのは3つだけで足りそうです。

  1. 決めた予算額
  2. 使った額
  3. 残り使える額

大事なのは3つ目です。「残りいくら使っていいか」が分かれば、次の買い物で迷う時間が減ります。

頻度は、たとえば週に一度くらい。僕も始めたばかりなので、この間隔が合うかはまだ分かりません。無理なく見られるところを探しているところです。

ひとつ気をつけたいのが、月の前半の判断です。

大きな支払いが先に来ると、使った割合だけを見て「もう使いすぎた」と思ってしまいます。

経過した日数と使った割合を並べるのは目安になりますが、それだけで決めない。
何に使ったのかを見てから判断したいところです。

そして1ヶ月やってみて、家計全体に無理があれば枠を下げる。家計全体に余裕があれば、必要に応じて枠を見直す。

最初に決めた金額が正解である必要はないと思っています。

おわりに

僕はまだ、楽しみの予算を考え始めたところです。

これでお金のことを考えなくなったとは言えません。
枠が合っているかも、これから試して確かめることになります。

それでも、ひとつはっきりしてきたことがあります。

迷う時間を減らすのは、我慢の量ではなく、決めてあるかどうかなんだと思います。

もし今、買い物のたびに迷っているなら、ひとつだけ考えてみてください。

いまの自分が、安心して楽しめる範囲はどこまでか。

金額でもいいし、「月に一度の外食まで」のような形でも構わないと思います。

決めてみて、合わなければ変える。僕もそうやって試していきます。

ABOUT ME
ひろ
49歳から、お金と健康と暮らしを再設計する会社員。家計の立て直しと2型糖尿病の改善に挑む過程を、実際の数字や失敗も含めて記録しています。