こんにちは!ひろです。
年末が近づくと、年末調整や確定申告の準備が必要になりますね。
今年の収入や所得、税金について気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は、「所得控除」と「税額控除」の違いを具体例を交えて解説します!
40代サラリーマンのリアルな疑問を掘り下げていきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
所得控除と税額控除、違いはなに?
いい質問ですね!ざっくり言うと、次のような違いがあります
- 所得控除:課税対象となる「所得」を減らす仕組み
- 税額控除:計算された「税金そのもの」を減らす仕組み
もう少し詳しく説明しますね!
所得控除とは?
所得控除とは、課税所得を減らして結果的に所得税や住民税を軽減する仕組みです。
この所得控除によって、収入から経費を差し引いた後の課税対象額を抑えることができます。
多くのサラリーマンが利用する所得控除として、基礎控除や扶養控除があります。
主な所得控除には以下があります。
- ・基礎控除:全員対象(48万円)。
- • 扶養控除:扶養親族がいる場合に適用。
- • 医療費控除:一定額以上の医療費がかかった場合の控除。
- • 社会保険料控除:年金や健康保険料などの支払い分が対象。
【計算例】
• 年収500万円の人が、基礎控除(48万円)と社会保険料控除(70万円)を受けた場合:
課税所得 = 500万円 – 48万円 – 70万円 = 382万円。
税額控除とは?
税額控除は、計算された税額そのものを直接減らす仕組みです。
控除額が税金にそのまま反映されるので、効果が分かりやすい特徴があります。
主な税額控除には次があります
- • 住宅ローン控除:住宅ローン残高に応じて適用。
- • 配当控除:株式配当所得に対する控除。
- • ふるさと納税:寄附額に応じて所得税・住民税が控除される。
【計算例】
• 所得税が15万円で住宅ローン控除が20万円の場合:
所得税がゼロになり、控除しきれなかった5万円は住民税から控除されます。
「ふるさと納税は税額控除に含まれます!」
その通り!ふるさと納税は「寄附金控除」という税額控除の一種です。
自己負担額2,000円を超える部分が所得税や住民税から控除されます。
具体的には、次の2つの控除が受けられます:
- 1. 所得税の控除
寄附額の一部が、その年の所得税から控除されます。 - 2. 住民税の控除
寄附額の一部が翌年度の住民税から控除されます(基本分+特例分)。
【ふるさと納税の具体例】
例:年収500万円の場合
• 寄附額:50,000円
• 自己負担額:2,000円
• 控除額:48,000円(所得税+住民税)
この場合、実質2,000円の負担で自治体の返礼品を受け取れます。
寄附先の自治体を自由に選べるので、特産品を楽しみながら税金を軽減できるのが魅力です。
所得控除・税額控除が影響する収入例
所得控除が関係する主な収入
- • 給与所得:基礎控除や扶養控除が適用。
- • 事業所得:青色申告特別控除が適用される場合があります。
- • 年金収入:公的年金等控除が適用されます。
税額控除が関係する主な収入
- • 住宅購入:住宅ローン控除が適用。
- • 株式配当:配当控除が適用。
- • ふるさと納税:寄附額に応じて控除が適用。
間違えやすいポイント
その① 適用タイミングが異なる
• 所得控除は、課税所得を計算する段階で適用。
• 税額控除は、税金が計算された後で適用。
その② 税額控除の方がダイレクトに効果が出る場合がある
所得控除は税率に応じて影響が変わりますが、税額控除は控除額がそのまま税金に反映されます。
【例】
• 所得控除10万円 → 税率10%なら税金が1万円減る。
• 税額控除10万円 → 税金がそのまま10万円減る。
3. ふるさと納税の申請方法に注意
ワンストップ特例制度を利用する場合、自治体ごとに申請が必要です。期限を過ぎると確定申告が必要になりますので注意してください。
ふるさと納税のワンストップ特例の申請には
以下の注意点があります。
①ワンストップ特例申請書を提出:寄附後、自治体から届く申請書に必要事項を記入し、本人確認書類と一緒に自治体へ郵送します。
② 申請期限に注意:申請書の提出期限は翌年1月10日まで。期限を過ぎると確定申告が必要になります。
※ふるさと納税の控除上限額は、単に年収だけでなく、家族構成によっても大きく変わります。
同じ年収でも家族の状況によって寄付可能な金額が異なるため、自分のケースに合った最適な寄付額を調べておきましょう。
まとめ
所得控除と税額控除の違いを理解することで、効果的な税金対策が可能になります。
- • 所得控除:課税所得を減らし、間接的に税金を軽減する。
- • 税額控除:税金そのものを直接減らす。
- • ふるさと納税:寄附額の一部が税額控除され、返礼品も受け取れるお得な仕組み。
サラリーマンの数少ない節税として
控除の種類はぜひ知っておきましょう!
注意点は控除につられて不要な保険を契約しないように
気をつけましょう!
所得控除と税額控除は大きく違うので要注意です!
それぞれの控除をうまく活用し、無駄なく税金を減らし
家計改善と豊かな暮らしを手に入れましょう!